はじめに

Management Consoleは、クエリの実行が集中した時間帯や、その時のシステム負荷をグラフで表示できます。一目でクエリの実行状況が確認できるため、システムの処理遅延が発生した場合など、トラブルの原因特定に活用することができます。

クエリによるシステム負荷を確認する手順

【1】ログイン後の画面より、対象のデータベースを選択します。


【2】画面下部のメニューより、「Activity」を選択します。


【3】画面上部のプルダウンメニューより、「Queries」を選択します。「クエリの実行状態」と「システムの負荷」が表示されます。



各リソースの説明は、以下のとおりです。

リソース名説明
User Query利用者が実行したクエリ
System QueryVerticaが内部的に発行したクエリ
CPU (%)CPUが使用された割合
Memory (%)メモリが使用された割合
Network TX (%) NIC (based on 10G)各ノードのインターコネクトが送信した割合
Network RX (%) NIC (based on 10G)各ノードのインターコネクトが受信した割合
Max Disk IO Usage (%)ディスクの入出力帯域幅が使用された割合

「カレンダーのアイコン」は、開始日時と終了日時を指定して、対象期間を選択することができます。


「Zoom」は、対象期間の終了日時を起点に、どの時点までをグラフで表示するのか、選択することができます。「10分」,「1時間」,「1日」,「すべての期間」のいずれかを選択します。


各リソースの使用率について、グラフにカーソルをあわせると、詳細を確認することができます。


【4】「User Query」または「System Query」の詳細を確認する場合は、グラフをクリックします。


詳細ページが開き、「クエリの種類」,「セッションID」,「ノード名」,「日付/時刻」,「実際に実行されたクエリ」など、クエリの情報が表形式で表示されます。実行時間(Elapsed)の長いクエリを特定したい場合などに活用できます。


参考情報

Monitoring Query Activity
https://www.vertica.com/docs/11.0.x/HTML/Content/Authoring/ManagementConsole/MonitoringVerticaUsingMC/MonitoringQueryActivity.htm

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 11.0で確認しています。

更新履歴

2022/02/04 本記事を公開