はじめに

Management Consoleは、Verticaの各ノードについて、システムメモリの使用量をグラフで表示できます。OS全体のメモリ、スワップ、キャッシュ、バッファや、Vertica自体が使用しているOSメモリの使用状況を時系列で確認できます。視覚的に確認できるため、システムの処理遅延が発生した場合など、トラブルの原因特定に活用することができます。

システムメモリの使用量を確認する手順

【1】ログイン後の画面より、対象のデータベースを選択します。


【2】画面下部のメニューより、「Activity」を選択します。


【3】画面上部に、プルダウンメニューが表示されます。

プルダウンメニューより、「Memory Usage」を選択します。


【4】各メモリの使用状況が表示されます。

各メモリの説明は、以下のとおりです。

メモリタイプ説明
swap使われている仮想メモリの量です。OS上の /proc/memoinfo をもとに算出しています。

算出式: (SwapTotal - SwapFree)/MemTotal
free使われていない物理メモリ量です。OS上の /proc/memoinfo をもとに算出しています。

算出式: MemFree/MemTotal
fcache (file cache)ファイルキャッシュに使われている物理メモリの量です。OS上の /proc/memoinfo をもとに算出しています。

算出式: (Active(file) + Inactive(file))/MemTotal
bufferファイルバッファーに使われている物理メモリ量です。OS上の /proc/memoinfo をもとに算出しています。

算出式: Buffers/MemTotal
otherVerticaのメインプロセス以外で、使われている物理メモリ量です。VerticaのManagement Consoleやagentプロセス、そのほかVerticaに関連しないすべてのプロセスも含まれます。Verticaのメインプロセスは、OS上は "/opt/vertica/bin/vertica -D" として起動します。
verticaVerticaが使っている物理メモリ量です。OS上の "vertica -D" プロセスの物理メモリ使用量と同一値ではないので、注意してください。"vertica -D" プロセスには、vertica + rcache + catalog の使用量が含まれています。
rcache (Vertica ROS cache)Verticaが内部で保持する非圧縮データブロックのキャッシュで、すぐに再利用されるブロックの解凍を回避します。ROS rcacheのサイズが大きすぎると、パフォーマンスに問題が生じる可能性があります。その場合は、"SELECT CLEAR_CACHES();" 関数を実行してキャッシュをクリアします。
catalogVerticaは、テーブル、プロジェクション、ユーザー、ノードなどのオブジェクト情報をカタログメモリに保持します。物理メモリサイズの5%が割り当てられます。generalプールは、最大で物理メモリサイズの95%が使われるため、カタログメモリのサイズが5%を超える場合は、generalプールのMAXMEMORYSIZEを95%より小さくする必要があります。


グラフにカーソルをあわせると、各メモリの使用率について詳細を確認することができます。


「カレンダーのアイコン」は、開始日時と終了日時を指定することで、対象期間を選択することができます。


複数ノード構成の場合は、各ノードごとのメモリ使用状況を確認することができます。


参考情報

Monitoring System Memory Usage
https://www.vertica.com/docs/11.0.x/HTML/Content/Authoring/ManagementConsole/MonitoringVerticaUsingMC/MonitoringSystemMemoryUsage.htm

CLEAR_CACHES
https://www.vertica.com/docs/11.0.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/Functions/VerticaFunctions/CLEAR_CACHES.htm

Verticaのデータ格納方式(バージョン9.3以降)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/wayofdatastore/

Management Console 8.1新機能~カタログメモリの利用状況を確認~
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/catalog-memory/

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 11.0で確認しています。

更新履歴

2022/03/03 本記事を公開