はじめに

Vertica7.2 SP3(7.2.3)より、Management Consoleでデータロード状況を確認できるようになりました。

これにより、同一テーブルに対するデータロードの履歴を確認したり、データロードの所要時間などを簡単に確認することができます。

データロード状況確認方法

1.ログイン直後の画面より、対象のデータベースを選択します。



2.画面下部のメニューより、「Load」を選択します。



3.データロード1回につき、処理状況/結果が1行表示されます。



【各項目の内容】
項目内容
StatusRunning:データロード実行中
Success:データロード正常終了
Failure:データロード失敗
Time Startedデータロード実行開始日時
Userデータロード実行ユーザー
Schema Nameデータロード対象テーブルのスキーマ名
Table Nameデータロード対象のテーブル名
Execution Time (ms)データロード実行時間(ミリ秒)
Accepted Rowsデータロードしたレコード数
Rejected Rowsデータロードに失敗したレコード数
Stream Nameストリーム名(COPYコマンドのSTREAM NAMEパラメータで指定した任意名称)
Cancel「Cancel」リンクをクリックすることで該当処理を中断


画面上の各項目のテキストボックスはフィルターの入力欄になっているため、以下のような用途に利用できます。

【活用例】
  • ステータス「Failure」で絞り込み、エラー発生有無をチェック
  • テーブル名で絞り込み、前日のデータロード時間と比較


  • 【テーブル名「LINEORDER」で絞り込んだ例】



    参考情報

    特定のデータロード処理の進捗状況(何パーセントまで処理が進んでいるか)を確認したい場合には、LOAD_STEAMSテーブルを参照します。詳細は以下の記事をご参照ください。

    ・データロード時の状況を確認する方法
     http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/data_load_status/

    検証バージョンについて

    この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。