はじめに

本記事では、COPYでFILLER関数を使用してデータ変換時にエラーが発生した場合、処理を継続させる方法をご紹介します。
FILLER関数に関しては、以下の情報を参照ください。

「データロード時に関数などを使用しロードする方法」
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/data_load_function/

「CopyFaultTolerantExpressions」パラメータ

Verticaデータベースの「CopyFaultTolerantExpressions」パラメータを設定することでデータ変換でエラーが発生した場合も処理を継続することが可能です。
概要
0デフォルト
データ変換中にエラーが発生した場合は、COPY処理を中止する。
1データ変換中にエラーが発生した場合は、COPY処理を継続する。


実行例

CopyFaultTolerantExpressionsの値が0(デフォルト)の場合

■ロードするデータを確認


■パラメータの値を確認


■テーブルの確認


■データを変換するCOPYを実行


■ロードしたテーブルを確認


■ロード時に発生したエラーを確認

CopyFaultTolerantExpressionsの値が1の場合


■パラメータの値を設定


■パラメータの値を確認


■データを変換するCOPYを実行


■ロードしたテーブルを確認


■ロード時に発生したエラーを確認


参考情報

General Parameters
https://www.vertica.com/docs/11.0.x/HTML/Content/Authoring/AdministratorsGuide/ConfiguringTheDB/GeneralParameters.htm#CopyFaultTolerantExpressions

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 11.0で確認しています。

更新履歴

2022/03/31 本記事を公開