はじめに
vsql内で実行したコマンドは、自動的に履歴情報がファイルに保存されます。このファイルが存在することで、vsqlの操作で上矢印キーや下矢印キーを使って
過去に実行したコマンドを呼び出すことができます。
履歴情報の出力
コマンドの履歴情報はユーザのホームディレクトリにある「.vsql_history」ファイルに出力されます。例:/home/dbadmin/.vsql_history
当ファイルには、以下のようにタイムスタンプと実行したコマンドが対となって記録されます。
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-- 20180705160047 0 SELECT * from t1; -- 20180706142350 0 \d |
クエリの実行時刻を確認する場合は、query_requestsテーブルを参照する方が詳細な情報が得られますが、以下のような場合に役立ちます。
・query_requestsテーブルには記録されないメタコマンドの履歴情報を確認したい場合
・query_requestsテーブルから消えてしまった情報を確認したい場合に残っている可能性がある
履歴情報が書き込まれるタイミング
「.vsql_history」ファイルには、コマンドの実行と同時にリアルタイムで記録されません。vsqlのセッションをクローズしたタイミングで、そのセッションで実行したコマンドがまとめて出力されます。
パラメータ変更方法と効果
当パラメータのデフォルト値は500です。当パラメータを変更するにはユーザのホームディレクトリにある「.vsqlrc」ファイルに追記します。
以下に当パラメータを1000に設定する例を示します。
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\set HISTSIZE 1000 |