Verticaノードのクラスタ
概要
Verticaのクラスタとはインスタンスを実行するノードのセットです。Verticaは、単一ノードだけでなく複数ノードで構成することも可能です。
単一ノード構成は、データベースを1ノードで管理し可用性を考慮しないシンプルな構成です。
複数ノード構成は、単一ノード構成と比較すると下図のように、データを各ノードに分散配置し、
パフォーマンスを向上させるとともに、データセットのコピーを他ノードが持つことで可用性を考慮した構成です。
複数ノード構成のメリット
1.データが各ノードに分散配置しているため、単一ノードに集中していた処理が各ノードに分散されパフォーマンスが向上します。2.他ノードのデータをコピーして持ち、ノードダウン時でも正常なノードだけで継続してデータベースを使用することができます。
(下図の3ノード構成だと1ノードがダウンしても残りの2ノードで全データが検索できるため継続してデータベースを使用することができます)
※可用性を考慮する場合は、3ノード構成以上にする必要があります。
3.クライアントからの接続先は、特定のノードだけでなく全ノードに対して接続して処理を行うことが可能です。
※Verticaは、マスターノードを必要としません。
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検証バージョンについて
この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。- 投稿タグ
- 構成