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  • AWS
2025.05.27

「Amazon Q Business」の「Amazon Q Apps」で利用できるアンケート収集機能でアンケートアプリを作ってみた

「Amazon Q Business」の「Amazon Q Apps」で利用できるアンケート収集機能でアンケートアプリを作ってみた

はじめに

Amazon Q BusinessはAWSの生成AI搭載アシスタントです。Amazon Q Businessには特定タスク専用のアプリを作成できるAmazon Q Apps(*1)という機能が備わっています。
本記事ではAmazon Q Appsを活用したアンケート収集と回答内容の分析についてご紹介します。

(*1)Q Apps自体についての紹介は以下の記事を参照ください。
https://www.ashisuto.co.jp/db_blog/article/amazon-q-business-qapps-create.html


Amazon Q Appsでのアンケート収集機能概要

Amazon Q AppsにはData Collectionというアンケート収集機能が備わっています。組織内の複数ユーザーから回答を収集することができるため、アンケート集計や質問収集等の情報収集アプリとして活用できます。また、収集されたデータは組織の Amazon Q Business内に安全に保存され、組織外のユーザーはアクセスできないため安全性も担保されています。


Q Appsのアンケート収集画面イメージ

Q Appsのアンケート収集画面イメージ


Data collection機能を利用するための権限

Data collection機能を利用するためには、Amazon Q Business 環境の Web エクスペリエンス IAM ロールに、以下のアクセス許可が必要となります。


  • qapps:GetQAppSessionMetadata
  • qapps:UpdateQAppSessionMetadata
  • qapps:ListQAppSessionData
  • qapps:ExportQAppSessionData

Web エクスペリエンス IAM ロールはApplicationの詳細画面から確認が可能です。

IAM ロール


アンケート収集に利用するカード

Amazon Q Appsでは「Text input」、「File upload」、「Output」、「Data collection form」の4種類のカードが用意されています。(*2)
ユーザーは作成したいアプリの内容に合わせてカードを選択することで、要件に合わせたアプリを作成することが可能です。

(*2)各カードの詳細については以下の記事を参照ください。
https://www.ashisuto.co.jp/db_blog/article/amazon-q-business-customize-apps.html

アンケート収集の要件がある場合は、「Data collection form」 カードを利用します。

Data collection form


カードの設定項目は以下です。

項目 内容
Title カードのタイトル
Fields
ユーザーに回答させたい項目を追加
※回答を必須フィールドにすることはできません
Limit users to one response
回答を1人1度に制限する場合に有効化
複数回答可能にする場合は無効化

カードの設定画面イメージ

Data collection form


活用例:プロジェクトの振り返り

「システム開発のプロジェクトの振り返り内容を収集し、要約したい。」というユースケースを例にアプリを作成してみます。

Data Collection formカードの作成例は以下の通りです。

項目 内容
Title
プロジェクトの振り返り
Fields プロジェクトの感想や次回のプロジェクトに活かしたいことなど自由に記載してください
Limit users to one response 無効化

カードの設定画面イメージ

Data collection form


利用者のアンケート回答画面のイメージ

利用者のアンケート回答画面のイメージ

利用者のアンケート回答画面のイメージ


アンケート結果の確認画面


アンケート回答の要約を指示するためには次のようなOutputカードを作成します。

項目 内容
Title
プロジェクト振り返りアンケートの要約
Prompt @プロジェクトの振り返り の回答を基に、以下の観点を箇条書きで整理してください。
・よかった点(Keep)
・改善が必要な点(Problem)
・次に取り組むべき点(Try)

また、次のプロジェクトに活かすためのアイデアを教えてください。

プロジェクト振り返りアンケートの要約結果

プロジェクト振り返りアンケートの要約結果


まとめ

アンケートを収集して一元管理をするという目的だけでなく、収集した回答に関する分析を即座に行えるのはとても便利な機能ですよね。

イベントの開催報告時等に活用して業務効率Upを期待できそうです!!


執筆者・シリーズ情報

山庄菜摘 プロフィール画像

2021年に新卒入社し、AWSのフィールド業務を担当している。最近は生成AI分野に興味を抱き、日々Amazon Qの検証を行っている。...show more



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