はじめに

ロードバランスおよび接続時フェイルオーバー機能を使用したvsqlからの接続方法をご紹介します。
vsqlでロードバランスを使用するには、データベースにロードバランスの設定がされている必要があります。

ロードバランスと接続時フェイルオーバーに関しては下記URLの情報をご確認ください。

[ロードバランスの概要]
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/load-balance/

[接続時フェイルオーバーの概要]
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/failover/

vsqlでロードバランスを使用した例


構文

vsqlでロードバランスを使用する場合は”-C”オプションを指定します。
vsql -h < ホスト名 or IPアドレス > -C -U < ユーザ名 > -w < パスワード >

実行例

vsqlでロードバランスの設定をしてデータベースに接続します。
接続先のデータベースは、3ノードで構成されていてロードバランスポリシーは”roundrobin”で設定しています。

vsqlで接続するノードのIPアドレスは、常に”192.168.199.46″を指定していますが、2回目と3回目の接続は接続先のIPアドレスが変化しています。


vsqlで接続時フェイルオーバーを使用した例


構文

vsqlで接続時フェイルオーバーを使用する場合は”-B”オプションの後にホスト名もしくはIPアドレスを指定します。
vsql -h < IPアドレス > -B < ホスト名 or IPアドレス > -U < ユーザ名 > -w < パスワード >

実行例

vsqlで接続時フェイルオーバーの設定をしてデータベースに接続します。
vsqlで接続するノードのIPアドレスは”192.168.199.46″ですが、”192.168.199.46″のノードが停止しているため、他のノードのIPアドレス”192.168.199.47″に接続しています。


その他


vsqlのロードバランスと接続時フェイルオーバーの指定は、1つのvsqlで両方指定することが可能です。



検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。