目次
はじめに
本記事では、Verticaクライアントについて以下のことをご紹介します。
・Verticaクライアントのバージョン選定
・Verticaクライアントの入手
・Verticaクライアントのセットアップ方法
・Verticaクライアントの入手
・Verticaクライアントのセットアップ方法
Verticaクライアントのバージョン選定
Verticaクライアントを導入するにあたり、バージョンを決定するために以下の2点を確認します。
・サポートされるプラットフォーム
・Verticaサーバとのバージョンの互換性
・Verticaサーバとのバージョンの互換性
サポートマトリックス
Verticaクライアントがサポートしているプラットフォーム
以下の記事を参考に、Verticaクライアントがサポートしているプラットフォームをご確認ください。http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/client_support_platform
Verticaクライアントの互換性
以下の記事を参考に、VerticaサーバとVerticaクライアントのバージョン互換性をご確認ください。http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/client-compatible
Verticaクライアントの入手
導入するVerticaクライアントのバージョンが確定したら、Verticaクライアントのダウンロードをします。vertica.comよりダウンロードすることができます。
https://www.vertica.com/download/vertica/client-drivers/
Verticaクライアントパッケージの分類
Verticaクライアントパッケージは、大きく2種類のカテゴリで提供されています。
・全プラットフォーム共通:JDBCドライバ
・各プラットフォーム:vsqlクライアント、ADO.NETドライバ、ODBCドライバなどのコンポーネント
・各プラットフォーム:vsqlクライアント、ADO.NETドライバ、ODBCドライバなどのコンポーネント
Verticaクライアントのセットアップ方法
今回はJDBCドライバ、Windows版、Linux版のセットアップ方法を記載します。現時点で入手できる最新のバージョンは「11.1.0」ですので、このバージョンを前提とします。
Verticaクライアントのセットアップ(JDBC版)
上記のダウンロードサイトから入手した「vertica-jdbc-11.1.0-0.jar」ファイルをクライアントマシンの任意のディレクトリに配置します。CLASSPATH環境変数にjarファイルを配置したディレクトリのパスを通します。
Verticaクライアントのセットアップ(Windows版)
注意点
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 以降が必須ですので、予めインストールしてください。
Microsoft .NET Framework 3.5 SP1 以降が必須ですので、予めインストールしてください。
Windows Server 2019でのセットアップを例に記載します。
vertica.comからダウンロードした「VerticaSetup-11.1.0-0.exe」ファイルをCドライブ配下の任意の場所に配置します。今回はCドライブ配下のworkフォルダに配置します。

「VerticaSetup-11.1.0-0.exe」ファイルをダブルクリックして実行します。
以下のようなセキュリティの警告が表示されたら「実行(R)」ボタンをクリックします。

セットアップウィーザードが表示されます。
「Install」ボタンをクリックします。

画面左側にインストールするコンポーネントがリストされます。
不要なコンポーネントがある場合はチェックボックスからチェックを外します。
今回はすべてのコンポーネントにチェックが入った状態(デフォルト)で進めることにします。

インストールを実施する前の確認画面が表示されます。
問題がなければ「Proceed…」ボタンをクリックします。

インストール状態を示すプログレスバーが表示されます。

インストールが成功すると以下のような画面が表示されます。
「Finish」ボタンをクリックして完了です。

インストールが完了すると、インストール先の親フォルダにはコンポーネント別にフォルダが分けられた状態でインストールされます。

WindowsのPATHなどの環境変数にインストールディレクトリを設定します。

Verticaクライアントのセットアップ(Linux版)
Linux版にはrpm版とtar版の2種類のパッケージがあります。通常はrpm版のパッケージをお使いください。
rpm版の場合はインストール先ディレクトリが「/opt/vertica」になりますが、別のディレクトリにインストール先を変更したい場合にはtar版をお使いください。
rpm版のインストールは以下のように行います。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 |
[root@node1 tmp]# rpm -Uvh vertica-client-11.1.0-0.x86_64.rpm warning: vertica-client-11.1.0-0.x86_64.rpm: Header V3 RSA/SHA256 Signature, key ID f54b82a0: NOKEY Verifying... ################################# [100%] Preparing... ################################# [100%] Updating / installing... 1:vertica-client-11.1.0-0 ################################# [100%] Vertica Analytic Database Clients V11.1.0-0 successfully installed on host dichijo2-c-linux To download the latest Vertica documentation in zip or tar format: http://my.vertica.com/documentation/vertica/ |
tar版のインストールは以下のように行います。
/home/dbadminディレクトリの配下にインストールする例を記載します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 |
[root@node1 dbadmin]# pwd /home/dbadmin [root@node1 dbadmin]# tar zxvf vertica-client-11.1.0-0.x86_64.tar.gz opt/ opt/vertica/ opt/vertica/bin/ opt/vertica/bin/vsql opt/vertica/include/ opt/vertica/include/verticaodbc.h opt/vertica/java/ opt/vertica/java/vertica-jdbc.jar opt/vertica/java/vertica-jdbc-11.1.0-0.jar opt/vertica/java/lib/ opt/vertica/java/lib/vertica-jdbc.jar opt/vertica/java/lib/vertica-jdbc-11.1.0-0.jar opt/vertica/java/vertica-javadoc.jar opt/vertica/en-US/ opt/vertica/en-US/ODBCMessages.xml opt/vertica/en-US/VerticaMessages.xml opt/vertica/lib64/ opt/vertica/lib64/libverticaodbc.so |
rpm版、tar版のいずれかでインストールが完了したら、PATHなどの環境変数に設定します。
参考情報
「Microsoft Excel」と「Microsoft Access」からの接続方法についてhttp://vertica-tech.ashisuto.co.jp/ms_excel
Client Drivers
https://www.vertica.com/docs/11.1.x/
検証バージョンについて
この記事の内容はVertica 11.1で確認しています。更新履歴
2022/03/29 バージョン11.1用に改訂2020/05/26 バージョン9.1用に改訂
2016/07/06 本記事を公開