はじめに
Management Console(以下、MC)サーバのIPアドレスを変更する際の手順について紹介します。MCを構築した後、サーバ移設などの都合によりIPアドレスの変更が発生する際に、よくあるお問い合わせです。
結論
結論から述べると、MCサーバのIPアドレスを変更する際、特別な手順は必要ありません。MCはサーバ内のすべてのローカルIPに対してLISTENしています。
そのため、OSのIPアドレスを変更した後に、MCを再起動することも必要ありません。
注意点
VerticaデータベースサーバとMCが同一サーバ内にインストールされた環境では、IPアドレスを変更するとMCへの影響はありませんが、Verticaデータベースサーバへの影響があります。
以下の手順に沿って、IPアドレスを変更するようにご注意ください。
1. MCにインポートされた既存のクラスタ情報を削除
2. データベースをシャットダウン
3. Verticaサーバ兼MCサーバのIPアドレスを変更(OS設定変更)
4. admintools -t re_ip コマンドで、Verticaに登録されたIPアドレスを変更(*1)
5. データベースを起動
6. 必要に応じて、export_address を変更
7. 新しいIPアドレスのVerticaクラスタをMCにインポート
8. 新しいIPアドレス経由で、VerticaデータベースとMCの動作確認
2. データベースをシャットダウン
3. Verticaサーバ兼MCサーバのIPアドレスを変更(OS設定変更)
4. admintools -t re_ip コマンドで、Verticaに登録されたIPアドレスを変更(*1)
5. データベースを起動
6. 必要に応じて、export_address を変更
7. 新しいIPアドレスのVerticaクラスタをMCにインポート
8. 新しいIPアドレス経由で、VerticaデータベースとMCの動作確認
*1:Verticaに登録されたIPアドレスを変更するには、後述の関連情報をご参照ください。
関連情報
Verticaクラスタに登録されているIPアドレスを変更する方法