概要

Verticaではクラスタ内部でIPアドレスが登録されています。例えば、Verticaを別のサーバに移行する際は、
一般的に移行元サーバと移行先サーバで異なるIPアドレスが使用されます。
これまではVerticaクラスタ内部のIPアドレスを安全に変更する方法はありませんでした(メーカサポートへ問い合わせる必要がありました)が、Vertica8.1.1より、Administration Toolsで、IPアドレスを変更するre_ipコマンドが使用可能になりました。
このコマンドにより、VerticaクラスタのIPアドレス変更を安全にかつ簡単に実施できるようになりました。

実行方法

VerticaクラスタのIPアドレスは、Administration Toolsのre_ipコマンドで変更することができます。
【構文】
$ admintools -t re_ip -f <マップファイル>

VerticaクラスタのIPアドレスを変更する

マップファイルの作成

まずは既存のIPアドレスと変更後のIPアドレスが記載された、マップファイルをテキストファイルで作成します。
マップファイルは以下の例のように、各ノードの既存のIPアドレスと変更後のIPアドレスを並べて記載していきます。



Verticaクラスタに登録されているIPアドレスは、以下のコマンドにて確認することができます。



データベースの停止

VerticaクラスタのIPアドレスを変更するには、事前にデータベースを停止する必要があります。
データベースの停止方法に関しては、以下の記事をご参照ください。

Verticaデータベースと関連サービスの起動/停止方法(コマンド)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/all-start-stop/

VerticaクラスタのIPアドレスを変更

re_ipコマンドにてマップファイル ip_mapfile を指定し、VerticaクラスタのIPアドレスを変更します。


動作確認

IPアドレスが変更されていることを確認します。


想定通りのIPアドレスに変更できていれば、データベースを起動します。

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 8.1で確認しています。