はじめに

Verticaは、admintoolやManagement Consoleを使用して簡単にノード追加を行うことができます。
この記事では、Management Consoleを使用してノード追加する方法をご紹介します。

ノード追加を実施する前に下記の記事を確認してください。
「スケールアウトのためのTips(単一ノードから複数ノードへ)」
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/tips_for_scaleout/

ノード追加の手順

以下の手順でノード追加を行います。

1.データベースのバックアップを取得します。
バックアップは下記URLを参考にしてデータベースのバックアップを取得してください。
「物理オンラインバックアップ」
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/vertica_backup/

2.追加するノードを構成します。
追加するノードは、下記URLを参考にして構成してください。
「Verticaの導入に必要なシステム要件(Vertica 8.1)」
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/system_requirement_8-1/

3.ノードをクラスタに追加します。
以下のコマンドでノードをクラスタに追加します。
[構文]

[実行例]


4.クラスタに追加したノードをデータベースに追加します。
Management Consoleを使用してノードをデータベースに追加します。
追加方法は、下記の「ノード追加の実行例」を確認ください。

【ノード追加手順の概要図】


ノード追加の実行例


上記「ノード追加手順」の3と4について実行例を記載します。

3ノード構成に1ノードを追加して4ノード構成にする実行例

update_verticaコマンドの—add-hostsに追加するノードのIPアドレスを設定して実行します。
例では、1ノード追加するため10.1.1.188のIPアドレスを設定します。


Management Consoleの「Manage」画面で追加したIPアドレスの1つを選択して「+」をクリックしノードを追加します。


ノード追加が正常に完了するとデータベースが全て緑色でSTATUSがUPになります。


3ノードからノード追加して4ノード構成以上にした場合は、プロジェクションの最適化は必要ではありません。
また、リバランスも自動的に行っているため、ノード追加後はそのままご利用いただけます。

1ノード構成に2ノードを追加して3ノード構成にする実行例

update_verticaコマンドの—add-hostsに追加するノードのIPアドレスを設定して実行します。
例では、2ノード追加するため172.16.21.64と172.16.21.65の2つのIPアドレスを設定します。


Management Consoleの「Manage」画面で追加したIPアドレスの1つを選択して「+」をクリックしノードを追加します。


Management Consoleの「Manage」画面で追加したもう1つのIPアドレスを選択して「+」をクリックしノードを追加します。


ノード追加が正常に完了するとデータベースが全て緑色でSTATUSがUPになります。


1ノードから3ノード構成にした場合は、プロジェクションの最適化が必要になります。
プロジェクションの最適化については、下記URLを参照ください。
「スーパープロジェクションの最適化」
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/designed_super-projections/


検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 8.1で確認しています。