はじめに

本記事ではVerticaで出力されるログファイルの一覧および自動メンテナンスの有無について記載します。

Verticaログファイル一覧

Noログファイル名出力ノード出力ディレクトリ内容
1mconsole.logManagement Console導入ノード/opt/vconsole/log/mcManagement Consoleの各種稼働状況を出力
2startup.log
Management Console導入ノード/opt/vconsole/log/mcManagement Console起動時の出力
3derby.log
Management Console導入ノード/opt/vconsole/mcdb/derbyManagement Consoleが利用するderbyのエラーを出力
4adminTools.errors
全ノード/opt/vertica/logAdministration Toolsのクリティカルなエラーを出力
5adminTools.log全ノード/opt/vertica/logAdministration Toolsのステータスや各種実行内容を出力
6agent.log全ノード/opt/vertica/logVerticaのagentプロセスの稼働状況を出力
7agent_dbadmin.err全ノード/opt/vertica/logagentプロセスのクリティカルなエラーを出力
8agent_dbadmin.log全ノード/opt/vertica/logagentプロセスの稼働状況を出力
9agentStdMsg.log全ノード/opt/vertica/logagentプロセスやジョブ失敗時のメッセージを出力
10do_logrotate.log全ノード/opt/vertica/logログローテートの実行状況を出力
11install.log全ノード/opt/vertica/logVerticaのインストール結果を出力
12logrotate.state全ノード/opt/vertica/logログローテートのステータスを出力
13uiMgr-dbadmin.log全ノード/opt/vertica/logAdministration Tools実行中の要求と応答を出力
14dbLog全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>データベース起動時の情報を出力
15bootstrap-catalog.log該当操作を実行したノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalogデータベース作成またはリストア時の情報を出力
16editor.log全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalogカタログを編集する全てのコマンドを出力
17Epoch.log全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalogデータベース停止中のみ出力。Last good epoch等の情報を出力
18ErrorReport.txt全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalogプロセスが予期せず終了した場合、スタックトレースを出力
19startup.log全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalogデータベース起動時のステータス情報を出力
20vertica.log全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalogVerticaの各種稼働状況(実行SQL、エラー、ジョブ等)を出力
21<テーブル名>-<ファイル名>-copy-from-exceptionsCOPY実行ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalog/CopyErrorLogsファイルからのデータロードに失敗した理由を出力(ローカルでのロード時のみ)
22<テーブル名>-<ファイル名>-copy-from-rejected-dataCOPY実行ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalog/CopyErrorLogsファイルからのデータロードに失敗した行データを出力(ローカルでのロード時のみ)
23<テーブル名>-STDIN-copy-from-exceptionsCOPY実行ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalog/CopyErrorLogs標準入力からのデータロードに失敗した理由を出力(ローカルでのロード時のみ)
24<テーブル名>-STDIN-copy-from-rejected-dataCOPY実行ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalog/CopyErrorLogs標準入力からのデータロードに失敗した理由を出力(ローカルでのロード時のみ)
25UDxFencedProcesses.log全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalog/UDxLogsJavaのfenced処理からのメッセージを出力
26AdvancedAnalytics.log全ノード<カタログディレクトリ>/<データベース名>/<ノード名>_catalog/UDxLogsMachine Learning for Predictive Machine Learning for Predictive Analytics機能の実行状況を出力
27designer.log全ノードDatabase Designer実行時に指定したディレクトリDatabase Designerの実行内容を出力
28vbr_YYYY-MM-DD-HHMISS.logバックアップ実行ノードvbrのバックアップ設定時に指定した一時ディレクトリ(tempDirパラメータ)バックアップ実行状況を出力

※カタログディレクトリの確認方法につきましては、参考情報に記載の記事をご参照ください。

ログファイル・メンテナンス一覧

「○」:自動メンテナンス有り、 「×」:自動メンテナンス無し
「△」:オペレーション次第で自動メンテナンス有り。詳細はメンテナンス内容に記載
ファイル名メンテナンスアーカイブ先メンテナンス内容
mconsole.log/opt/vconsole/log/
mc/mconsole.log.NN
(※)NNは01からはじまる連番
/opt/vconsole/temp
/webapp/WEB-INF
/classes/log4j.xmlに定義
startup.log-Management Console起動毎に上書き
derby.log-Management Console起動毎に上書き
adminTools.errors×--
adminTools.log/opt/vertica/log/
admintTools.log-
YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/admintool.logrotateに定義
agent.log/opt/vertica/log/
agent.log-
YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/agent.logrotateに定義
agent_dbadmin.err-Vertica起動毎に上書き
agent_dbadmin.log/opt/vertica/log/
agent_dbadmin.log-
YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/agent.logrotateに定義
agentStdMsg.log/opt/vertica/log/
agentStdMsg.log-
YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/agent.logrotateに定義
do_logrotate.log-cronに定義されたジョブ実行毎に上書き
install.log×--
logrotate.state-cronに定義されたジョブ実行毎に上書き
uiMgr-dbadmin.log×--
dbLog<カタログディレクトリ>
/<データベース名>
/dbLog-YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/<データベース名>に定義
bootstrap-catalog.log×--
editor.log<カタログディレクトリ>
/<データベース名>
/<ノード名>_catalog
/editor.log.YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/<データベース名>に定義
Epoch.log-Vertica起動時に削除
ErrorReport.txt×--
startup.log-Vertica起動毎に上書き
vertica.log<カタログディレクトリ>
/<データベース名>
/<ノード名>_catalog
/vertica.log-YYYYMMDD.gz
/opt/vertica/config/logrotate
/<データベース名>に定義
<テーブル名>
-<ファイル名>
-copy-from-exceptions
-対象テーブルに対して同一名
のファイルでCOPYを再実行
した場合のみ上書き。
再実行が正常終了した場合、
ファイルは自動削除
<テーブル名>
-<ファイル名>
-copy-from-rejected-data
-対象テーブルに対して同一名
のファイルでCOPYを再実行
した場合のみ上書き。
再実行が正常終了した場合、
ファイルは自動削除
<テーブル名>-STDIN
-copy-from-exceptions
-対象テーブルに対して標準
出力からCOPYを再実行した
場合のみ上書き。
再実行が正常終了した場合、
ファイルは自動削除
<テーブル名>-STDIN
-copy-from-rejected-data
-対象テーブルに対して標準
出力からCOPYを再実行した
場合のみ上書き。
再実行が正常終了した場合、
ファイルは自動削除
UDxFencedProcesses.log<カタログディレクトリ>
/<データベース名>
/<ノード名>_catalog/UDxLogs
/opt/vertica/config/logrotate
/<データベース名>に定義
AdvancedAnalytics.log<カタログディレクトリ>
/<データベース名>
/<ノード名>_catalog/UDxLogs
/opt/vertica/config/logrotate
/<データベース名>に定義
designer.log×--
vbr_YYYY-MM-DD-HHMISS.log×--



参考情報

カタログディレクトリの確認方法につきましては、以下の記事をご参照ください。
 Verticaサーバへウィルス対策ソフトを導入する際の注意点
  http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/antivirus/

確認バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.2で確認しています。

更新履歴

2019/07/18 本記事を公開