はじめに

Verticaのライセンスは、1TB(テラバイト)ごとの容量課金制です。使用可能なデータサイズと現在使用しているデータサイズを確認したい場合は、audit_license_size関数を使用します。

ライセンスの確認方法

以下の例は、3TBまで利用可能であり、そのうち 320GB(全体の11%)を利用しています。

audit_license_sizeコマンドの出力結果は、以下のとおりです。

項目説明
Raw Data Size現在使用中のデータサイズ。「+/-」の右側に表示されている数値は、計測されたデータサイズ(左側の数値)の誤差の範囲を示す
License Sizeライセンスで許可された使用可能なデータサイズ
Utilization使用率
Audit Time最後にラインセスチェックを実施した日時
Compliance Statusコンプライアンスの状態(ライセンス範囲内であるかどうか等)

注意事項

各ノードのステータス

audit_license_size関数を実行する時は、複数ノード構成の場合は全ノードが起動している必要があります。いずれかのノードが停止している場合は、エラーが発生します。スクリプト等で定期的に実行している場合は、ご注意ください。


参考情報

データサイズの確認方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/datasize_check/

ライセンスの確認方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/license_check/

各テーブルのサイズ(非圧縮)を一覧で表示する方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/table_size/

AUDIT_LICENSE_SIZE
https://www.vertica.com/docs/11.0.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/Functions/VerticaFunctions/LicenseManagement/AUDIT_LICENSE_SIZE.htm

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 11.0で確認しています。

更新履歴

2022/04/22 バージョン11.0用に改訂、Raw Data Sizeの誤差説明、参考情報のURLを追加、
        注意事項、更新履歴の項目を追加
2020/05/21 バージョン9.1用に改訂
2015/12/04 本記事を公開