はじめに

本記事はWebFOCUS TurboVを利用しているユーザ様内で、エンドユーザー様が誤った操作を行いキラークエリを発行してしまった際に、WebFOCUSおよびVerticaにて、各処理レイヤで行える対応についてまとめています。

各処理レイヤでのリクエストに対して、実施できる手動操作について

下記表にリクエストの状態確認や、リクエストへの停止処理についてまとめています。

処理レイヤ 処理単位 概要 可能操作
Webブラウザ 全リクエスト 利用者自身が発行したリクエストを操作 すべてのリクエストの停止のみ発行可能
WebFOCUS Client ログイン セッション ログイン時に生成されるセッションを確認 ログイン単位でのセッション内のプロシジャ状況確認のみ可能
WebFOCUS Reporting Server リクエスト Webコンソールからリクエストを操作 Webコンソール上からリクエストの確認と停止操作が可能
Vertica SQL セッション Management Consoleからセッションを操作 Management Console上からSQLセッションの確認と停止操作が可能

Webブラウザ(ホームページ)

ユーザー自身が発行したリクエストに関して、停止処理を実行することができます。 ただし、ユーザーが実行しているすべてのリクエストが停止対象となります。



 

WebFOCUS Client(管理コンソール)

ログイン時に生成されるセッションを確認することができます。管理コンソールでは、プロシジャの状況確認のみが可能です。

 

 

ReportingServer(Web コンソール)

管理者が、管理コンソールから該当するリクエストを発行しているエージェントを停止することができます。 Webコンソールでは、個別のエージェントに対する操作が可能です。




Vertica(データベース)

ManagementConsoleから、該当するSQLセッションを確認し、セッションをクローズすることができます。


具体的な手順については、以下の記事をご参照ください。


Management Consoleから特定のセッションをクローズする方法

http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc_close_session/

検証バージョンについて

この記事の内容はWebFOCUS 8.2.06、Vertica 9.2で確認しています。

更新履歴

2020/11/06 本記事を公開