はじめに

Vertica Management Console 8.1より、JVMのヒープサイズの設定ができるようになりました。Management ConsoleのJVMのヒープサイズを変更することで、より多くの履歴監視データを閲覧可能になります。設定手順をご紹介します。


JVMのヒープサイズを設定する手順

1.Management Consoleにログインします。



2.ログイン後の画面よりManagement Consoleの設定画面に移動します。



3.画面左側のメニューより、「Configuration」を選択します。


<メニューの拡大表示>


<パラメータの意味>
項目名設定内容
Server total physical RAM sizeサーバーの合計物理RAMサイズ
※変更不可
Initial heap size初期ヒープサイズ:拡張監視では、最小値2GBが推奨されます。
(デフォルト値は1GBです。)
Maximum heap size最大ヒープサイズ:拡張監視では、最小値4GBを推奨します。
(デフォルト値は2GBです。)


4.設定値の変更
設定値を変更した場合には、管理画面右上の「Apply」をクリックして設定内容を反映させます。




上記手順にてJVMのヒープサイズの設定が可能です。
少しでも多くの監視データを閲覧したい場合には、サーバのメモリサイズとのバランスを鑑みた上で、JVMの初期ヒープサイズと最大ヒープサイズをデフォルト値から増やして運用するようにしてください。


参考情報

Extended Monitoring
https://my.vertica.com/docs/8.1.x/HTML/index.htm#Authoring/ManagementConsole/ExtendedMonitoring/ExtendedMonitoringConceptual.htm

Managing Extended Monitoring on a Database
https://my.vertica.com/docs/8.1.x/HTML/index.htm#Authoring/ManagementConsole/ExtendedMonitoring/ManageExtendedMonitoring.htm


検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 8.1で確認しています。