STEP1 MCを使ってみよう

Verticaには管理用のツール「Vertica Management Console(以降、MC)」が無償で提供されています。

HP Vertica Management Console - Overview_2015-11-10_18-03-54

データベースの稼動状況をタイムリーに確認したり、閾値を超えたメトリックスの状態を把握したり、新規にデータベースクラスタを作成するなど、様々な管理タスクを一元的に行うことができます。

MCのインストール手順や初期セットアップ手順、管理可能なタスクの詳細について以下の記事でご確認ください。

Vertica Management Consoleとは~概要からインストールまで~
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/beginner_vertica_1

STEP2 MCの使い方を理解しよう

Vertica Management Consoleのインストールと初期セットアップが完了すると、トップページに機能別のパネルが幾つか表示されます。

Vertica Management Console

それぞれのパネルからどのような操作が可能なのか、全体像を把握した上でMCの使い方を理解していきましょう。

各パネルの詳細については以下の記事でご確認ください。

Vertica Management Consoleの各パネルの機能紹介
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/beginner_vertica_2

STEP3 ケース別にMCの使い方を学んでみましょう

MCにはVerticaを管理するための様々な機能が提供されています。全てをご紹介することは難しいため、ここでは幾つかシチュエーションを設定し、その場面毎にどのようにMCを利用していけば良いのかをご紹介したいと思います。

ケース(1) MCからプロジェクションを操作する

Verticaの検索パフォーマンスを向上させる上で非常に重要なオブジェクトに「プロジェクション」があります。

【参考】プロジェクションの概要
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/projection-description/

プロジェクションの操作はadmintoolsを使う方法以外に、MCを使った方法もあります。以下の記事で、MCを使ったプロジェクションの作成手順を解説しています。

Management Consoleを利用したプロジェクションの最適化~DBD編~
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/beginner_vertica_3

ケース(2) サーバリソースを監視する

データベースサーバの運用で気になるのがリソースの利用状況です。メモリ、CPU、IOなど様々な観点から効率的に監視を行うことで安定運用を目指します。以下の記事では、特にサーバリソースに絞って監視手順や注意事項を纏めています。

Management Consoleを利用したモニタリング~サーバリソース編~
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/beginner_vertica_5

ケース(3) MCからクエリを解析する

テスト段階、本番運用問わずクエリの遅延が発生した際には、事象の早期解決を目指したいものです。MCでは、個々のクエリの解析を行い、問題を掘り下げていくことが可能です。どのようなステップを踏まえることでボトルネックを洗い出せるのか、以下の記事で解説をしています。

Management Consoleを利用したモニタリング~クエリ解析編~
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/beginner_vertica_6

ケース(4) 閾値を変更してVerticaを監視する

Verticaではデフォルトで閾値に基いて様々な監視項目が稼働しています。システムを運用していくと閾値を変更して稼働状況を監視したいといったニーズもでてくると思います。以下の記事では、どのような設定することで監視項目の閾値を変更できるのか手順を解説しています。

Management Consoleの監視の閾値を変更する方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/management-console-change-threshold

ケース(5) データロード状況を確認する

テーブル毎のデータロード時間を比較したり、データロードの実行状況や実行結果を確認する手順を解説しています。

Management Consoleでデータロード状況を確認する方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc-load-status

ケース(6) Emailアラート機能を利用する

MCで事前定義されている監視項目のしきい値を超えた場合に、
アラートをメールで通知できる機能を解説しています。

Management ConsoleのEmailアラート機能を利用する方法(7.2新機能)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc_email_alert/

Management ConsoleのEmailアラート機能を利用する方法(10~12)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc_email_alert_11-0_later/

Management ConsoleのEmailアラート機能を利用する方法(23.3)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc_email_alert_23-3/

Management ConsoleのEmailアラート機能を利用する方法(23.4以降)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc_email_alert_23-4_later/

ケース(7) テーブルの利用状況を確認する(8.0新機能)

テーブル毎の件数、サイズ、アクセス状況などを確認する手順を解説しています。

Management Consoleでテーブルの利用状況を確認する方法(8.0新機能)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/table_utilization/

ケース(8) SQL文を実行する

MCでSQL文を実行する方法する手順を解説しています。

Management ConsoleでSQL文を実行する方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/mc_sql/

なお、上記以外のケースのパターンでの使い方については、今後順次ご紹介していく予定です。MCを本格的に利用されるお客様も何となく使ってみるというお客様も、ぜひご覧ください。

更新履歴

2024/07/31 「ケース(6) Emailアラート機能を利用する」に各バージョン毎のリンク先を追加
2016/01/12 本記事を公開