はじめに

Vertica11.1.1より、テーブルデータをJSONファイルとして出力する機能が実装されました。
本記事ではVerticaのテーブルデータをJSONファイルで出力する方法をご案内します。
JSONファイルとしてエクスポートできることで、他システムやサービスとのデータ連携・活用が行いやすくなります。

Parquet、ORCファイルへの出力方法は、以下の記事をご参照ください。
テーブルデータをParquetファイルとして出力する方法
テーブルデータをORCファイルとして出力する方法

JSONファイルとして出力する方法

JSONファイルへの出力はEXPORT TO JSON文にて実施します。

構文


パラメータ名内容
LABELSQL文を識別するためのラベルを指定。
directoryJSONファイルを出力するディレクトリ。
filenameJSONファイル名。
※本パラメータを利用すると、単一のファイルで出力されます。そのため、fileSizeMBおよびOVER句は無視されます。
omitNullFieldsNULLの省略するかどうかを指定。
デフォルト:false
compression圧縮タイプを指定。
・Uncompressed
・BZip
・GZip

デフォルト:Uncompressed
fileSizeMB単一ファイルの最大出力サイズ。

デフォルト:10GB
fileModeHDFSへの書き込みの場合のみ指定。
エクスポートされたすべてのファイルに適用する権限を指定。
dirModeHDFSへの書き込みの場合のみ指定。
エクスポートされたすべてのディレクトリに適用する権限を指定。


実行例


参考情報

EXPORT TO JSON
https://www.vertica.com/docs/11.1.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/Statements/ExportToJSON.htm

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 11.1.1で確認しています。

更新履歴

2022/06/07 本記事を公開