はじめに

Verticaの機械学習機能を使用して作成したモデルはEXPORT_MODELS/IMPORT_MODELS関数を利用することで、別の環境に移行することができます。
例えば、開発環境で学習を行い出来上がったモデルを本番環境に移行することで、本番環境に負荷をかけることなくモデルの作成(学習)が行えます。



EXPORT_MODELS

コマンド構文


IMPORT_MODELS

コマンド構文


利用例

本例では、サーバAで学習したモデルをサーバBに移行します。



サーバAでモデルをエクスポート

※サーバAでの操作

サーバAのVertica上に存在するsvm_faithfulモデルをエクスポートします。


1)EXPORT_MODELS関数を使用して、/tmp/配下にモデルをエクスポートします。


2)モデル名の同名のディレクトリが作成されていることが確認できます。


3)svm_faithfulディレクトリを圧縮し、サーバBに転送します。


サーバBでモデルをインポート

※サーバBでの操作

1)転送されたファイルを解凍します。


2)サーバBのVerticaのpublicスキーマ上にモデルをインポートします。


3)モデル一覧を確認するとsvm_faithfulモデルが存在することが確認できます。


これにより、エクスポートしたモデルを使用した予測がサーバBで行えるようになります。


参考情報

EXPORT_MODELS
https://www.vertica.com/docs/9.1.x/HTML/index.htm#Authoring/SQLReferenceManual/Functions/MachineLearning/EXPORT_MODELS.htm

IMPORT_MODELS
https://www.vertica.com/docs/9.1.x/HTML/index.htm#Authoring/SQLReferenceManual/Functions/MachineLearning/IMPORT_MODELS.htm

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.1で確認しています。