はじめに
Verticaでは、データベースの可用性をK-Safety によって設定することができます。Verticaの可用性やK-Safetyにつきましては、以下の記事をご確認ください。
Verticaの可用性機能
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/data_fault_tolerant/
本記事では、現在のVerticaの可用性設定を確認する方法をご紹介します。
Verticaの可用性設定を確認する方法
Verticaの可用性設定は、systemシステムテーブルのcurrent_fault_tolerance列で確認することができます。current_fault_tolerance列に返される結果は、現在設定されているK-Safetyの値です。
以下の例ではcurrent_fault_toleranceが「1」であることを確認できますので、可用性の設定が有効であることを確認することができます。
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dbadmin=> SELECT current_fault_tolerance FROM system; current_fault_tolerance ------------------------- 1 (1 row) |
Verticaの可用性設定が無効な場合
3ノード以上の構成において、current_fault_toleranceの値が「0」であったり、データベースへのログイン時に以下のような
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$ vsql Password: WARNING 6046: The database is currently 0-safe, which could result in catastrophic data loss in the event of a failure. Do not use k=0 in a production environment. For test, dev or other non-production environments, K=0 may be acceptable however Vertica still recommends a minimum value of K=1 Welcome to vsql, the Vertica Analytic Database interactive terminal. Type: \h or \? for help with vsql commands \g or terminate with semicolon to execute query \q to quit |
例えば、Database Designerによるプロジェクションの最適化やプロジェクションチューニング時に誤ってK-Safetyを「0」に設定し処理を実行してまった時等に、上記のような状態に陥る可能性があります。