はじめに

Flex Tableは半構造化データを簡単にテーブル形式で扱えるようになる便利な機能です。
ただし、ロードをしただけでは通常のテーブルとは使い勝手が異なります。
本記事では、Flex Tableを通常のテーブルと同じように扱いやすくする機能をご紹介します。

キーテーブルとビューを有効化

COMPUTE_FLEXTABLE_KEYS_AND_BUILD_VIEW関数を使うことで、Flex Table のキーテーブルと、ビューを有効化します。
それにより、Flex Tableの列定義を確認したり、「SELECT * FROM テーブル名」での参照が可能となります。

構文

以下が構文です。


実行例

事前準備&確認


参考

COMPUTE_FLEXTABLE_KEYS_AND_BUILD_VIEW
https://www.vertica.com/docs/9.3.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/Functions/VerticaFunctions/FlexTables/COMPUTE_FLEXTABLE_KEYS_AND_BUILD_VIEW.htm

Flex Tableの概要
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/flex_table/

JSONデータをVerticaのテーブルにロードする方法(Flex Table 基本編)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/flex_table_data_road/

ネストされたデータを持つJSONファイルをFlex Tableへロードする
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/flex_table_nested/

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.3で確認しています。

更新履歴

2021/04/08 fjsonparser()の指定方法を修正

2020/09/11 本記事を公開