はじめに

一般的にRDBMSではテーブルのカラムに対して、コメントを付与することが可能です。カラム名が英名であっても、カラムの和名をコメントとして付与しておくことで、カラムの意味合いがより理解しやすくなります。

Vertica 9.3.0までは、カラムに対するコメントの付与は、プロジェクションカラムにしかできず、プロジェクションの最適化、再作成をした際に付与したコメントがクリアされてしまう課題がありました。
Vertica 9.3.1ではその点を改善し、通常のRDBMSと同様にテーブルカラムに対してコメントが付与できるようになりました。
本記事では、その方法をご紹介します。

テーブルカラムへのコメント付与方法

構文

COMMENT ON COLUMN [[<DB名>.]<スキーマ名>.]<テーブル名>.<カラム名> IS {‘<コメント>’ | NULL};

実行例

補足

Vertica 9.3.1以降においても、プロジェクションカラムへのコメントの付与は可能です。構文についても変更はありません。
ただし、冒頭の記載の通り、プロジェクションの最適化、再作成をした際は、該当プロジェクションに付与したコメントはクリアされますので、その点にご留意ください。

参考情報

・COMMENT ON TABLE COLUMN
https://www.vertica.com/docs/9.3.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/Statements/COMMENT/COMMENTONTABLECOLUMN.htm

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.3で確認しています。

更新履歴

2020/06/11 本記事を公開