実行中の全ての処理を強制的に終了したい場合は、CLOSE_ALL_SESSIONS を利用します。

CLOSE_ALL_SESSIONS コマンド

CLOSE_ALL_SESSIONS コマンドの構文およびパラメータの説明は、次のとおりです。

構文

CLOSE_ALL_SESSIONS()

パラメータ

なし

全てのセッションを終了する場合

1) SESSIONS システムテーブルで、接続されているセッションを確認します。

※通常は、SESSIONS システムテーブルを検索することで、各ノードのログイン・セッション情報を取得可能です。しかし、非常に高負荷の状況では、まれに自ノード以外のセッション情報を取得できない事があります(仕様上の動作です)。

[SESSIONS]

カラム名説明
NODE_NAME接続先のVerticaノード名
USER_NAME接続しているDBユーザ名
CLIENT_HOSTNAMEクライアント側のホスト名
SESSION_IDセッションID
CLIENT_LABELクライアントから接続する時に指定されたユーザー定義のラベル名
STATEMENT_STARTステートメントが開始された時間
CURRENT_STATEMENT現在実行中のステートメント
CLIENT_TYPEVerticaへの接続方法。以下のいずれかが出力

・ADO.NETドライバ
・ODBCドライバ
・JDBCドライバ
・vsql
CLIENT_OSクライアントのOS


2) CLOSE_ALL_SESSIONS で全てのセッションを終了します。

3) 実行中の処理は終了し、ユーザーには以下のエラーが返されます。

参考情報

SQL実行中のセッションを強制的に終了する方法
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/session-close/

SQL実行中のセッションを強制的に終了する方法②
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/session-close2/

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 10.1で確認しています。

更新履歴

2021/08/26 Vertica 10.1用に修正
2018/04/19 本記事を公開