はじめに
本記事では、Vertica 10.1~24.1の主な制限事項について、ご紹介します。制限事項
項目 | 最大サイズ/最大数 |
---|---|
ノード数 | 128 |
データベースサイズ | ディスクの最大構成によって制限されます。 概算のサイズは、サーバ上の「ファイル数」x「ファイルサイズ」です。 |
テーブルサイズ | 以下のいずれか小さい値によって、制限されます。 ・2 ^ 64行/ノード ・2 ^ 63バイト/列 |
行サイズ | (2 ^ 31) -1 (テーブルに含まれる各列のサイズを合計した値です。例えば、VARCHAR(80) のサイズは、80バイトに相当します。) |
キーサイズ | 行サイズによって、制限されます。 |
データベースあたりのテーブル数/プロジェクション数 | カタログがメモリに収まるように、物理RAMによって制限されます。 |
ノードあたりの同時接続数 | 物理RAM(またはプロセスあたりのスレッド数)によって制限されますが、OSのlimit値に依存して1024が一般的です。 同時接続数のデフォルト値は、VerticaのMaxClientSessionsパラメータにより、50に設定されています。 |
クラスタあたりの同時接続数 | 物理的な単一ノードのRAM(またはプロセスあたりのスレッド数)によって制限されますが、OSのlimit値に依存して1024が一般的です。 |
テーブル/ビューの列数 | 9800 |
関数呼び出しの引数 | 9800 |
ロード時の行数 | 2 ^ 63 |
プロジェクションあたりのROSコンテナ数 | 1,024 |
固定長列の長さ | 65,000バイト |
可変長列の長さ | 32 MB |
オブジェクト名の長さ | 128バイト (テーブル名、カラム名も含みます。) |
クエリの長さ | 制限はありません。 |
サブクエリのネストの深さ | FROM句、WHERE句、HAVING句による制限はありません。 |
参考情報
・Verticaの主な制限事項(7.1~9.3)http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/vertica-limits-71-93
・Verticaの主な制限事項(10.0)
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/vertica-limits-100
・Vertica 10.1ドキュメント(System limits)
https://www.vertica.com/docs/10.1.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/SystemLimits.htm
・Vertica 11.1ドキュメント(System limits)
https://www.vertica.com/docs/11.0.x/HTML/Content/Authoring/SQLReferenceManual/SystemLimits.htm
・Vertica 12.0ドキュメント(System limits)
https://docs.vertica.com/12.0.x/en/sql-reference/system-limits
・Vertica 23.3ドキュメント(System limits)
https://docs.vertica.com/23.3.x/en/sql-reference/system-limits
・Vertica 23.4ドキュメント(System limits)
https://docs.vertica.com/23.4.x/en/sql-reference/system-limits
・Vertica 24.1ドキュメント(System limits)
https://docs.vertica.com/24.1.x/en/sql-reference/system-limits
検証バージョンについて
この記事の内容はVertica 10.1、11.0、11.1、12.0、23.3、23.4、24.1で確認しています。更新履歴
2024/01/30 Vertica 23.4、Vertica 24.1 の情報を追加2023/08/18 本記事を公開
記事”Verticaの主な制限事項(Vertica 10.1~12.0)”を本記事に統合、
Vertica 23.3 の情報を追加