はじめに

クエリの処理中にVerticaが検出したエラーとワーニングをシステムテーブルを
検索して確認する方法をご紹介します。

システムテーブル

ERROR_MESSAGES

カラム名データ型説明
NODE_NAMETIMESTAMPTZノードの名前
USER_IDVARCHARユーザーの識別子
USER_NAMEINTEGERユーザーの名前
SESSION_IDVARCHARセッションの識別子
REQUEST_IDVARCHARクエリリクエストの一意の識別子
TRANSACTION_IDINTEGERトランザクションの識別子
STATEMENT_IDINTEGERステートメントの一意の識別子
ERROR_LEVELVARCHARエラーの重大度。
・LOG
・INFO
・NOTICE
・WARNING
・ERROR
・ROLLBACK
・INTERNAL
・FATAL
・PANIC
ERROR_CODEINTEGERエラーコード
MESSAGEVARCHARエラーメッセージ
DETAILVARCHARエラーメッセージに関する詳細情報
HINTVARCHARエラーに関する実用的なヒント。
例えば:
HINT: Set the locale in this session to en_US@collation=binary using the command "\locale en_US@collation=binary"

実行例

システムテーブル(ERROR_MESSAGES)を検索


エラーになったクエリを確認することが可能

①の”transaction_id”と”statement_id”を条件にシステムテーブル(query_requests)を検索します。


注意事項

ERROR_MESSAGESに保存期間はありませんが、格納されるサイズが10MBに制限されています。

10MBを超えた場合は、古い情報から削除されていきます。

長期間保存されたい場合は、ERROR_MESSAGESの検索結果を定期的にファイルに出力するか、下記の参考情報にあるサイズの拡張を行ってください。

 

【参考情報】

「システムテーブルの保存条件について」

http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/datacollector/

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 10.0で確認しています。

更新履歴

2020/07/10 本記事を公開