はじめに

vsqlは対話的にVerticaデータベースを操作するためユーティリティです。Verticaデータベースをインストールするとvsqlも標準でインストールされるため、データベースを管理する上で頻繁に利用します。本稿では、vsqlを利用する上で便利なキー操作を解説します。

キー操作による動作について

vsql利用中に各キーを実行した場合の動作と実行例は、以下のとおりです。

キー操作の説明

項目説明
CTRL+Aカーソルを行頭に移動します。
CTRL+U行全体を削除します。
CTRL+Kカーソル位置から行末まで削除します。
CTRL+Eカーソルを行末に移動します
CTRL+C現在のコマンドを中断します。
CTRL+Dvsqlを終了します。
上矢印、下矢印以前に実行したコマンドの履歴が表示されます。
TABSQL文、関数名、スキーマ、テーブル名、列名を補完します。
ESC+Uカーソル位置から単語の最後まで大文字にします。
ESC+Lカーソル位置から単語の最後まで小文字にします。


実行例

CTRL+A キー

CTRL+A キーを押下します。
カーソルが行頭に移動されました。








CTRL+U キー

CTRL+U キーを押下します。
行全体が削除されました。








CTRL+K キー

CTRL+K キーを押下します。
カーソル位置から行末までが削除されました。








CTRL+E キー

CTRL+E キーを押下します。
カーソルが行末に移動されました。








CTRL+C キー

CTRL+C キーを押下します。
現在のコマンドが中断されました。








CTRL+D キー

CTRL+D キーを押下します。
vsqlが終了しました。








TAB キー

TAB キーを押下します。
テーブル名が補完されました。








上矢印、下矢印キー

上矢印、下矢印キーを押下します。
コマンドの履歴が表示されました。








ESC+U キー

ESC+U キーを押下します。
カーソル位置から単語の最後まで大文字に変換されました。








ESC+L キー

ESC+L キーを押下します。
カーソル位置から単語の最後まで小文字に変換されました。








参考情報

vsqlでTabキーを使用した補完機能
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/vsql_tab/

vsqlコマンドの履歴情報
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/vsql_history/

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.2で確認しています。

更新履歴

2019/09/27 本記事を公開