はじめに

vertica.log はクエリの実行内容やエラーなどデータベース稼働中に発生した様々なできごとが記録されます。サポートセンターは、何か問題が発生した場合の調査にあたって、このファイルの送付をお客様に依頼します。

vertica.log ファイルは、以下のパスに保存されます。しかし、「catalog-path」と「database-name」は環境によって異なり、「クラスタを構成するノード数」に依存してパスが変わります。本記事では、vertica.log の保存場所を確認する方法をご紹介します。

catalog-path/database-name/node-name_catalog/vertica.log

vertica.log の保存場所を確認する方法

以下の SQL で vertica.log のパスを確認することができます。


上記例では、3ノードで構成されたクラスタの vertica.log の出力先を表示させています。例えば、1号機の場合は「/home/dbadmin/testdb/v_testdb_node0001_catalog/vertica.log」が vertica.log のパスになります。

vertica.log を参照したい場合や、サポートセンターから送付を依頼された際は、上記の方法で保存場所を特定することができます。

注意点

vertica.log は、毎日3時4分頃にローテートされて、過去分の情報は vertica.log-<タイプスタンプ>.gz のファイル名で保存されます。そのため、サポートセンターからログを依頼された場合に、問題が発生した時の情報が、必ずしも vertica.log に含まれる訳ではないので、ご注意ください。例えば、vertica.log-20210620.gz には「6月17日 3時5分」~「6月20日 3時5分」の情報が含まれます。

参考情報

Verticaの各種ログファイル
http://vertica-tech.ashisuto.co.jp/logfiles/

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 10.1で確認しています。

更新履歴

2021/07/14 Vertica10.1用に修正、ローテート後のvertica.logについて追記
2019/11/08 実行SQLを修正、SQL修正にともなう文言修正、Vertica9.2用に修正
2019/01/09 本記事を公開