はじめに

Vertica9.0より、Universally Unique Identifier (以下、UUID)データ型をサポートしています。

Vertica9.0からは、UUIDデータ型がサポートされ、16バイトで管理することができるようになりました。
これまでと比べ、ストレージ容量の削減はもちろんのこと、パフォーマンス向上にもつながります。

またUUID_GENERATE()関数というUUIDを自動生成する関数も使用できるようになりました。
これによりUUIDの生成をVerticaで簡単に行えるようになっています。

本記事ではUUIDデータ型を使用したテーブルの作成例とUUID_GENERATE()関数の使用例をご案内いたします。

UUIDデータ型を使用したテーブル作成

UUIDデータ型を使用したテーブルを作成します。
通常のテーブル作成と同様CREATE TABLE文にて、列名の後に「UUID」と指定することでUUIDデータ型の列を定義することができます。


UUIDを含むデータをロードします。


データがロードされていることを確認します。


UUID_GENERATE()関数によるUUIDの生成

UUID_GENERATE()関数を使用することで、Vertica内でUUIDを生成することができます。
UUID_GENERATE()関数にて生成したUUIDを含むデータをロードします。


ロードしたデータを確認します。


制限事項

・UUIDデータ型はCHAR型およびVARCHAR型でサポートされている関数をサポートしています。
(例.MIN、MAX、CONCAT等)
・UUIDデータ型はSUMやAVGの算術演算子はサポートしていません。

参考情報

UUID Data Type
https://my.vertica.com/docs/9.0.x/HTML/index.htm#Authoring/SQLReferenceManual/DataTypes/UUID.htm

UUID_GENERATE
https://my.vertica.com/docs/9.0.x/HTML/index.htm#Authoring/SQLReferenceManual/Functions/UUID/UUID_GENERATE.htm

検証バージョンについて

この記事の内容はVertica 9.0で確認しています。